Fascination N−D−File
恐怖の館

戻る

ドラえもんサザエさん等、登場人物が歳を取らずに放映が長期に渡るアニメには様々な都市伝説が付いて回っている。

80年代に広く噂されたドラえもんの最終回は、「実はドラえもんのストーリーは事故で植物状態になったのび太が見ている夢の中の話で目覚めたのび太の横にはドラえもんそっくりのぬいぐるみが置いてあった」と言うものだ。

所謂夢オチで急遽連載を終らせる為の強引な手法である。漫画「ハイスクール!奇面組」(作者 新沢基栄)等で使用されたとして読者の不評を買ったケースがある。

他にも「植物状態になったのび太を助ける為にドラえもんが全エネルギーを注入して機能を停止してしまう」とか「ドラえもんが時空警察に逮捕される」等、様々なバリエーションが語られているが、噂だけでは無く、ちょっとした騒動にまで発展した事もあった。

ある日、ドラえもんのバッテリーが切れて動かなくなった。修理しようにも開発者はトップシークレットで誰だか分からない。そこでのび太が猛勉強してロボット工学者になって修理する」と言う最終回が創作されてチェーンメールや掲示板等の書き込みで広まった。更にこれを元に同人誌として1万5500部も発売された為に『ドラえもん』の版権を持つ小学館によって販売中止と回収命令が出る等の騒動まで発生した。
inserted by FC2 system