Fascination N−D−File
恐怖の館

戻る

バミューダトライアングル(Bermuda Triangle)は、フロリダ半島の先端と、大西洋に浮かぶプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ約283平方kmの三角形の海域。昔から船や飛行機、もしくはその乗務員のみが消えてしまうことで有名。

概要

100年以上前から100を超える船や飛行機、1000以上の人が消息不明となっていると言われている。「魔の三角海域」という別名もある。トライアングルと書かれているが、実際に怪奇現象が起こるのは三角形でなく四角形(トラペジアム)である。

「船や飛行機などが消えてしまうことで有名」とされるが、多くの場合はハリケーン等の悪天候時に起こったものや操縦ミス、計器の確認ミスであり、少なくとも現代においては、船や飛行機などの遭難件数が、他の一般的な海域よりも多いという事実はない。また、初期の特異な事例(完全な晴天時に乗組員のみが消えてしまう等)の殆どは、事実を誇張、または歪曲したものであることが証明されている。

また、この地域はハリケーンや霧の多発地帯として有名であり、ハリケーンに遭遇して遭難したと証明されている案件も多いが、遭難しなかったが特異な気象現象に巻き込まれたという証言もある。

原因仮説

ブラックホール説

バミューダ海域には宇宙で見られるようなブラックホールが密かに存在していて異世界と通じている。そして、そのためそれに飲み込まれてしまうと戻れなくなるのだろうという説。確かに残骸が残ることはないだろうが、少なくとも現代の科学で証明できるような証拠は存在していない。

宇宙人説

宇宙人がUFOを使い、航空機や船舶そのものや、乗客や乗員をさらったという説も、UFOブームが起きた1940年代以降一時盛んに取りざたされていたが、これを証明するような証拠が何もないばかりか、さらったはずの航空機の残骸と搭乗員の死体が発見されるなど、辻褄が合わないことが殆どである。

メタンハイドレート説

リチャード・マッカイバー博士により唱えられ、また、オーストラリアのメルボルンにあるモナッシュ大学ジョセフ・モナガン教授、学生デヴィッド・メイによって2003年9月にアメリカの物理学雑誌に発表された説。

  1. 船舶の沈没:「メタンハイドレート」によってメタンの泡が大量に瞬時に発生しそれによって船の浮力を失わせる(海水とは密度が異なるので)。
  2. 航空機の墜落:エンジンがメタンを吸い込み酸欠によって不完全燃焼を起こし、出力低下から揚力を失い墜落する。この現象はレシプロ、タービン共説明可能。

上記の「メタンハイドレード説」の矛盾として、次のような事が説明される。この場合、この海域で多数の残骸が残るはずだが、残骸は残っていない。海流で流されたとの説もあるが、流されないで残る物もあるはずで、この海域での事故の痕跡は全くない。

その他

2006年3月16日にフジテレビ系で放送された「奇跡体験!アンビリバボー」内において、「電子雲」が原因ではないかとされる考察が特集されていたが、この説はワームホールができる事によって、この近辺を飛行する航空機、航行する船舶が「タイムスリップ」することが、残骸を残さず行方不明になる事故を起こしていると考えるものである。

バハマ諸島北部にある、近世以降探検家たちに恐れられた粘りつく海、”サルガッソ海”と混同したか誇張したのかも知れない。

しかし30年ほど前に消えた旅客機と戦闘機がまったく同じ状態で中の人間のみがミイラ化した状態で見つかったという実話もある

inserted by FC2 system