Fascination N−D−File 伝送路符号化

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情報理論(電気・電子系教科書シリーズ)


情報理論のエッセンス


宇宙を復号する
―量子情報理論が解読する、宇宙という驚くべき暗号 (単行本)

伝送路符号化とは、搬送波をデジタル変調する事により、デジタル信号を伝送及び記録する方式である。1948年にクロード・シャノンにより、伝送路容量に関する基本定理(シャノンの第二基本定理)が発表された。

ベースバンドとの比較

搬送波を用いないベースバンドと比較して次の点が特徴である。

  • 無線通信が可能である。
  • 周波数分割多重化・周波数分割多元接続で1つの伝送路で複数チャネルの同時通信が可能である。
  • 銅線を用いるものの場合、不要輻射を小さくすることも可能である。
  • 回路規模が大きい。

用途

古くは、無線電信やテレタイプ端末に用いられていた。磁気媒体の記録方式としても用いられている。

モデムによるデジタルデータ通信

  • 音響カプラ : 音響結合のモデム
  • アナログ回線でのダイヤルアップ接続
  • デジタル加入者線-ADSL : ツイストペアケーブル通信線路を利用
  • Data Over Cable Service Interface Specifications : ケーブルテレビの同軸ケーブルを利用
  • 電力線搬送通信 : 配電電線路を利用
  • アマチュアパケット無線 : ターミナルノードコントローラ

磁気媒体の記録方式

  • 磁気テープ

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