Fascination N−D−File 現代文大事件台詞データ

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まずは前編。
1組の担任が来るまでの間、
2組は騒がしいの一言だった。
さあ、1組の担任が来てからどんな展開があったのか、
ここに暴露する事にしよう。

1組の担任(以下1Tと記す)が2組に入り、
しばらくの間教室内を歩き回る。
その時、ある生徒(以下SHと記す)
「先生、TS今どうなってんの?」
TSとはあの連れ去られた生徒の事だ。
「ああ、先生がこれ見てきた。」
1Tはとりあえず様子は見てきたようだ。
そして一区切り置いて今度は先生が質問をしてきた。
「今までなんでRSが悪いのよ。」
この後生徒達は一斉に喋り出すもんだから
聞き取るのは無理だったが、
とりあえずバン!ってやったから
連れて行かれたと生徒達は供述する。
当然笑いだって混じっていた。

隣の生徒(以下WEと記す)の言っていた事は聞こえたので。
「いつもはあんな事しないよ。」
WEの言う通り、TSは普段は大人しい男である。
その後再び笑いが走りまくる。
どんな時でも俺のクラスは笑ってばっかだ。

そんな中で1Tは話をしようとするのだった。
「いいかあのなあ、これについてなあ・・・あのぉ〜〜・・・」
1Tがどう話そうか迷っている間に
生徒達は再び笑い出すのだった。
だが、1Tは再び話を続ける。
「確かにお前らも大変だと思う・・・お前らって言うかねえ。
ええ・・・推薦とかね。取ってる奴は、
自分でねえ、ええ・・・なっ?
志望動機が何々書いて・・・」
と話してそしてまた一区切り置いて話し出す。

「あぁのぉ〜時間で、縛られて大変だって言う事は
分からんでは無いけれども、でもお前、2T(担任の事を指す)だってお前、
昨日、一番最後だ。帰るの。
学校から帰るの。」
そして一瞬生徒達がざわつくが、話は続く。
「面接練習した後に・・・ん?
必要な奴の推薦書を書いたりとかぁ・・・」
途中どの生徒かは分からないが、学ランの
ボタンを外してる生徒がいた為、注意される。
「ん、ボタンせっ。」

「お前ら、決してなあ、お前ら一人で、あぁのぉ〜、
自分のね、進路が、決まるっちゅう事では、無いんだよ。」
そして再び一区切り。
「言えばお前、分かるとは思うけれども・・・」
そしてここでかなりの開きが出来る。
「・・・って言う感覚も持てる、持ってしまうって言う所も、
うん・・・。俺らばっかり俺らばっかり・・・。」
この後ある生徒がなんか喋り、教室は
爆笑の渦に巻き込まれる。

「さあ、一つ言える事は、お前らだけじゃないけども
1人ふうに、なんかあった時にはあ、んん、凄い時間計らって、
それに取られちまう。
で、実は今2Tも、ある者の、推薦書を、書いてるの。
んで、書いてるんだけども、今例えばああやってTSがこうやって指導
入った時にどうなるかって言ったら、担任はそっちに行かなきゃなんない。
ってことは、その作業が止まってしまうんだ、時間帯的に。
で、止まってしまったらどうなるかっつったら、
誰に、迷惑がかかる?」
そしてここでサッカー部の生徒(以下SS)が答える。
推薦書を書いてもらっている生徒がその対象である。

「だろ?だ・・・そう言う、そう言う所まで、お前ら自身が、
気が、回るかどうかって事なんだよ。720」
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