社長 |
■2009-07-02 13:34 ID : eshwvFKIPAc |
お久しぶりです。 私は後継者研修というネーミングセンスのカケラもない研修の参加費用として50万が通帳から消し飛びました。ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
しかも全然足りませんでした。いったい幾らなんだ? 親父(=本物の社長)に聞いたら『( ̄ー ̄)ニヤリ』と笑っただけでそれ以上応えてくれませんでした。ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
あまりにも作風が変わってしまったので、第十三章から読み返していました。
今回、20点という点数をつけさせていただいたのにはいくつか理由がございます。
基本、私は尊敬する作家さんの作品は何度も目を通す主義です。ですが、Guilty
Blackさんの場合は自分の世界がほぼ完璧に成立され、しかもそれを表現する能力を持っています。
実際、途中で個人的に「それはないだろ」という表現がそこかしこに見受けられました。自分の世界に入りすぎて、完全に読者を置いてけぼりにしているんじゃないか、ただの自己陶酔に浸っているだけなのか? と私の中でかなり悩んだ部分がありました。
多すぎるルビは冗長さに拍車を書け、人物の紹介に英語をいれ、よく分からない記号でくくる。これが冗長以外の何だというのでしょう? 紹介文の不思議な箇条書きも同じです。 最後に「END」って、プログラムじゃないんだから、と思ったことも多々ありました。
ですが、最後まで読み通さないと感想を書けないので二十章まで目は通しました。申し訳ありませんが、冗長的な部分に関してはかなり読み飛ばしています。
世界観に浸りすぎて小説という書き方からある意味著しく逸脱しているその作風に私は意を唱えようと思ったのですが、一旦自分の頭を冷却して考えた結果、それは止めにしました。
思い出してみれば、自分の理解を超える世界の小説を私は幾度と無く目にしてきました。そこでふと思い出したのが、「空の境界」「月姫」でお馴染み、奈須きのこ氏の存在です。新伝奇ムーブメントと言わしめるその強烈な作風は私には到底理解できるものではありません。そもそも文脈がぶっ飛びすぎています。あれは日本語であって日本語がありません。つーか読めません。よくあんな文章が浮かぶものだと読み始めた当初は驚いたものです。
そして現在、私の手元には「九十九十九(ツクモジュウク):舞城王太郎著」という名の本が一冊あります。読み始めて100ページで撃沈しました。こんな事は過去に経験がありません。あれは日本語という名の『凶器』です。私の脳が焼ききれるかと思いました。
と、いうことで。 結論をいいますと、自分の理解できない作風を書く方などこの世の中にはたくさんいる、ということで落ち着きました。完全な世界観に横槍を入れてしまい、本人の作風を破壊してしまうのは私の本意ではありません。Guilty
Blackさんの作品を読んで数回焼ききれる感覚を味わったときに思い出しました。
私は感受性が強いせいで文章の影響にかなり精神が左右されるクセをもってます。先ほどの「脳が焼ききれる」のもその人の作風を『理解』しようとしてしきれなかった私の体がオーバーヒートを起こしたものです。
残念ながら私はこれから先は『眺める』ように読むことしか出来ません。『理解』しようとすると脳が拒絶反応をおこしたのがその理由です。作品に対する感想も、出せそうにありません。
……話しは最初に戻りますが、私の20点というこの点数は世界観を理解できなかった故の点数だと思ってください。幸い、この作品は多くの方に指示を頂き、また御本人もさまざまな意見を受け、それに反発し、時には悩み、時には共感し、作品を書かれていることと思います。どうぞ、その世界観を壊すことなく突き進んでいってください。
くれぐれもお体には気をつけてください。私は現在進行形で病気と闘っていますが(苦笑)陰ながら応援しております。それでは。 |