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ある少女が引越しの際、古くなった外国製の人形を捨てることにした(「リカちゃん電話」の都市伝説と複合されたパターンもあり)。すると夜中に電話がかかってくる。出ると「あたしメリー。今ゴミ捨て場にいるの。」という電話がかかってくる。電話を切るとまたかかってきて「あたしメリー。今タバコ屋さんの角にいるの。」そしてついに「あたしメリー。今あなたのお家の前にいるの。」という電話がかかってくる。少女は玄関のドアを開けたが、誰もいない。やっぱり誰かのいたずらかと思ったその後に「あたしメリー。今あなたの後ろにいるの。」という言葉が電話から聞こえてきた。彼女の後ろにはメリーさんが……

類話

この話には以下のようなパターンもある(複合の場合もあり)。

  • マンションに住んでいる者に電話がかかって来て、その度に自分の住む階に近付いてくる。そして「今あなたの家の前にいるの」と言われた時にドアを開けないと怒りの電話がかかってくる。
  • タクシーの運転手が轢き逃げし、殺してしまった女(名前はメアリー、メリーなど様々。日本人の場合もあり)から電話がかかってくる。
  • 「今あなたの後ろにいるの」という台詞でオチとなるが、「その後メリーさんはどうしたか」「電話をかけられた女の子はどうなったか」は分からないが、「メリーさんは刃物を持っており、女の子を後ろから刺した」「電話をかけられた女の子は血まみれで倒れていた(怪我を負っている(死んでいる)か無傷かの違いがある)」といったものもある。
  • メリーさんは近づいて来るが、そのまま通り過ぎて(遠ざかって)いく。

この話を元にした作品

  • 『るんるん』に連載された北川久原作・上野すばる作画のオムニバス形式のホラー漫画作品『学校怪談』の第1話に、この都市伝説を元にした『メアリーの電話』がある。こちらのストーリーは「ある少女が塾に通う途中に、交通事故で瀕死の状態だった外国人の少女・メアリーを見殺しにしたがために、死んだはずのメアリーから毎日電話がかかってくる」というもの。結末も上記のものを踏襲している。
  • 『学校の怪談』では第11話「話すメリー人形 恐怖の影」で登場している。声優は小桜エツ子。
  • 映画版『学校の怪談』第一作目にも登場し、その姿はスイカをジャックランタンの頭のようにくりぬいたものであった。
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