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2006年2月16日発売。プレイステーション2専用ソフト。2はスペイン語のドス。 開発中タイトルを決定する際に、前作で通常の物より強いモンスターを意味した「ドス」にあやかり 「ドスモンスターハンター」にする案と、「モンスターハンター2」にする案が対立し、結果的に「モンスターハンター2」と書いて2をドスと読ませる現在の形に落ち着いた。 前作のミラボレアスに続く「龍族」やイエティのようなモンスターが登場。中にはヤドカリといったちょっぴりユニークなモンスターも登場する。また、モンスターハンター ポータブルとの連動システムがある。しかし、スタッフの入れ替え、古龍や古塔といったファンタジー風な要素や、新しい武器、サブクエストなどの登場により前作と世界観や感覚が多少異なる物になってしまい、「狩り」という要素が薄くなってしまったため、前作からのファンの2に対する評価は低い。また、難易度や新要素の調整不足もこのゲームの評価を下げている。

USBケーブルを用いてMHPと連動させることにより、MHPに特別なクエストを出現(黒狼鳥イャンガルルガの討伐)させたり、新たな武器を入手できるといった特典がある。

余談であるが、当初はファンタシースターユニバースが当タイトルと同日に発売される予定で、家庭用機におけるネットゲームの二大タイトルが衝突する、異例の事態が起こるはずであったが、SEGAは売り上げが落ちることを恐れ発売を延期した。 と一般には言われているが、実際には開発が遅れに遅れバッティングしていた発売予定日の時点でネットワークモードの中身は全く出来上がっていなかった。

MONSTER HUNTER 2の問題点

前作までのプレイヤーより多くの期待が寄せられ、セールス的にもまずまずの数字を残したが、芳しい評価を得ることは出来なかった。以下に主な問題点(のごく一部)を列挙する。

  • モンスターの行動パターンに問題が在る(5分で強制的にエリア移動する、なかなか地上に降りてこない等)。
  • 新要素の古龍の設定に無理があったり、弱点が龍属性に偏りすぎている。
  • 序盤では回復アイテムが買えず、フィールドでアイテムを地道に拾うことを強要される。
  • クエストのフィールドが前作に比べてハンターに不利な状況が生まれるようになっている(一方通行の場所があったりハンターだけがダメージを受けたり通れなかったりする)。
  • 以前から酷評されているカメラワークの悪さが改善されていない。
  • 全体的にオフライン専用ユーザーに対して少しシビアな作りになっている(武器、武具の強化など)
  • オンラインモードでの全般的な練り込み不足(中盤からザコモンスターのHPが異常に高くなる、ハンターランクを上げる「試験システム」が無意味、等)。

ちなみに、モンスターからの風圧に関しては改良されている(風圧に背を向けていると、逆に引き寄せられてしまう現象)。 プレイヤーから期待された追加要素が、ほとんどすべて本作の評価を下げる要因となっており、多くのユーザーが落胆した。一方、同時期にて販売されたMHPのトータルバランスの良さが再評価され、ジワジワと売り上げを伸ばすという皮肉な逆転現象も生み出した。

武器

前作の武器に加え、新たな武器が追加された。また、一部の武器に新機能が追加された。

  • 既存武器
    • 片手剣

モンスターハンターGではあまり活躍しなかった近接戦闘武器。素早さに重点を置いており他の武器とは比べ物にならないスピードを誇る。今回貧弱だった攻撃性能が大幅に強化され武器を持ったままでもアイテムが使えるためスピードにも磨きが掛かった。さらに武器の小ささを利用して敵モンスターの甲殻の隙間を切ることができると言う新設定が追加され殆ど攻撃をはじかれることが無くなったためどんな敵にも安定したダメージが与えられる。高い攻撃性能からモンスターハンター2における最強武器と言われている。

    • 大剣

重量を生かして敵を攻撃する大型近接戦闘武器。長いリーチと高い攻撃力を持った、身の丈をゆうに越える剣。オフラインでは剣を右、左と交互に振り回すデンプシープレイが有効だがオンラインでやるとかなり悲惨な状況となる。

    • ランス

モンスターハンターGでは最強の名を欲しいままにしていた武器。さすがにGでは強すぎたため今回はかなり弱体化の傾向がある。まず武器攻撃力がGよりも1〜2割ほど低下。ステップキャンセルの廃止やリーチが短くなる斬打属性の打属性の弱体化等、ランスの特徴である機能が殆ど弱体化しており以前ほど使用者は多くない。

    • ハンマー

重量を生かして戦う近接武器。リーチは短いが高い攻撃力と移動スピードを武器に戦う。無印、G共に使い勝手の悪い武器だったがスタン性能追加により一気に使いやすくなった。ハンマーのスタンは強力で飛竜や古龍も長い時間ダウンさせることが出来るため特にオンラインでは高い効果を発揮する。ある程度使いこなせばあまり腕の差が気にならずさらに高い攻撃力の武器も初盤から作れるため今回は初心者用の武器と言ったイメージである。

    • 双剣

Gでは最弱武器の名を欲しいままにしていた近接武器。オフラインでは高い性能の双剣が手に入らないため使いづらいがオンラインに行くとかなり性能の高い双剣が手に入るためそれなりに戦えるようになった。鬼人化による高い攻撃力と流れるような連続攻撃が可能だが鬼人化中はスタミナが減り続ける。

    • ライトボウガン

連射機能に磨きがかかった軽量遠距離専用武器。一部の弾を高速で連射することが可能になり強化されたかに見えたが実際には連射すると弾の威力が3割ほど落ちるので連射するのは弾の無駄であると共にダメージ効率も低下する。ヘヴィボウガンよりも大幅に攻撃力は落ちるが,攻撃系の弾しか撃てないものばかりのヘヴィボウガンとは違い,中にはほとんどの種類の弾を撃つことが出来るものもある上に機動力もかなり高く,攻撃目的に使うよりも麻痺・毒・回復・ペイントなどといった味方をサポートする(いわゆるサポートガンナー)ことを目的として使うほうが得策と言える。モンスターの中にはサポートガンナーが一人いるだけで飛躍的に倒しやすくなるモンスターもいるが,弾代が馬鹿にならない上に調合書や弾の材料もクエストにもっていなければならなく,報酬が受け取れきれないことも。今作は剣士系の武器が大幅に追加・強化されていることもあり,無印・Gのころと比べてその数は極めて少ない。 一定のライトボウガンには特定の弾種を3連射する「速射」能力が付加されており、威力は落ちるものの、 使っていて楽しいと思われる。主に、属性弾の速射が有効。 貫通や通常の場合、著しく単発の威力が下がるため、お勧めしかねる。

    • ヘヴィボウガン

威力のみに重点を置いた遠距離武器。今回はパワーバレルと選択で、シールドが装備できるようになった。 ガードの性能は極めて悪いが、耳栓が無くても咆哮を対処できるようになった。が実際にはパワーバレルをつけたほうが効率がいい(そもそも咆哮が届かないリーチから攻撃すれば済む話)。全体的に強化されておりかなり使いやすい。

  • 派生新武器、新武器
    • 太刀(大剣から派生)

素早い攻撃が出来る巨大な刀。錬気ゲージと呼ばれるゲージを持っており攻撃するとゲージが溜まり最大値まで溜めると攻撃力が2倍になる。一見すると高性能な武器に見えるが武器の攻撃力が低いため錬気ゲージを絶えずマックスにしないとかなりモンスター討伐に時間がかかる。

    • ガンランス(ランスから派生)

高い火力を持った銃剣のような形状をした武器。いろいろな意味で物議を呼んでいる武器で強いと言う意見と弱くて使い物にならないと言う意見で真っ二つに分かれている武器である。実際のところは強くは無いが弱くも無いと言ったレベル。ガンランスは安定したラッシュ力と高いガード性能、固定ダメージを持つ砲撃と龍撃砲によりどんな相手ともある程度対等に戦える性能を持つ。だが他の武器のようにどの敵には絶対的に有利と言うものが無くあくまである程度戦えるだけである。この中途半端な性能が物議を呼んでいる。ガンランス最大の特徴は砲撃と龍撃砲である。固定ダメージによりどんな敵にもある程度高いダメージが見込めるのだが攻撃力よりもダウン値の高さが特徴でリオレイアや、フルフルクラスの飛竜ならかなりの確立で転倒させることが出来る。

防具

生産後にゼニーと素材を用い、限度はあるものの段階的な強化を行えるようになった。 Gシリーズの防具が廃止され、S・Uシリーズは通常の防具を強化する事によって派生する。 Sシリーズは外見が通常の防具と異なり、またシンボルカラーによって部分的に色が変更できるようになった。 また、防具にスロットがついており、アクセサリーを取り付けることによってスキルを増強できる機能が加わった。

余談ではあるが、相変わらず男性の防具の外見が酷い。格好悪かったり、妙なかたちだったりする。
そのため、女性ハンターが圧倒的多数を占めているがマシになったのもあり黒龍ミラボレアスの強化防具が同じくカプコンから発売されたデビルメイクライの魔人ダンテと妙に同じでこれを狙うためにあえて男性を選ぶ物もおりコンガシリーズのガンナーは北斗の拳のキャラクタージャギと一緒である。

アイテム

前作のアイテムに加え、弓用のビンなど、新しいアイテムも追加されている。

季節、昼夜

今作ではシリーズ初となる季節と昼夜の概念が導入される。

季節

  • 温暖期

気温の上昇が激しい季節。森林の草木が萌え、凶暴な肉食モンスターたちが大地を支配する。サブクエストにモンスターの部位破壊が追加されるため、 素材収集に一番向いていると思われる。 暑すぎるので、ハンターといえども砂漠に入れなくなる。

  • 寒冷期

大地が寒気に覆われ、モンスターたちが姿を隠す。草食モンスターを獲物とする肉食モンスターの凶暴性も増す。温暖と逆で寒すぎて雪山での狩猟が出来ない。

  • 繁殖期

草食モンスターたちの活動が活発になり、モンスターの数が多く見かけられる。サブクエストにモンスターの卵や水晶の原石が追加され これをこなすことによって「宝石券」や「たまご券」といった特殊なアイテムが手に入る。

昼夜

昼と夜では、出現するモンスターの種類に差が出る可能性がある。採取できるアイテムも昼のみ、夜のみのものが用意されている。また、村にも昼夜の概念はあり、夜には酒場に村人が集まるといった変化がある。

クエスト

  • 狩猟クエスト
    モンスターハンター、モンスターハンターGの討伐クエスト、捕獲クエストを一つにまとめたもの。特定のモンスターを討伐しても、または捕獲してもクエストクリアとなる。
    また新しい仕様で、小型モンスター討伐および採集、部位破壊など設定された
    サブクエストを達成することでもキャンプに戻りさえすればクリア可能となった。

モンスター

前作に登場したモンスターは勿論、新規のモンスターも追加されている。

  • モス (偶蹄目 モス科)
背中にコケの生えた豚のモンスター。キノコを探して歩いているので、採取ポイントに集まる。怒ると硬い頭を武器に突進してくる。
  • ブルファンゴ (偶蹄目 ファンゴ科)
猪のモンスターで、ハンターを見つけると突進してくる。大きさはさまざまで、ドスファンゴより大きい場合もある。また、繁殖能力が高く非常に広範囲に生息している。
  • ケルビ (偶蹄目 ケルビ科)
角の生えた鹿のモンスター。警戒心が高く、群れで生息する。
雄と雌の区別があり、耳がピンと立ったものが雄。ケルビの角は漢方薬として重宝されている。
  • アプトノス (鳥盤目 鎚尾亜目 地竜下目 トノス科)
草食性のモンスター。パラサウロロフスのような頭が特徴。大きいが体力がなく臆病で、飛龍が現れたり、群れの誰かが狩られたことに気づくと一目散に逃げていく。
  • アプケロス (鳥盤目 鎚尾亜目 地竜下目 ケロス科)
亀のような甲羅と、アンキロサウルスのような尻尾が特徴の草食竜。アプトノスと比べると攻撃的で厄介。
  • メラルー (食雑目 メラルー科)
黒猫の獣人種。ハンターを見つけるとアイテムを盗む。もちろんネコなのでマタタビに目が無い。
体を白く塗りアイルーになりすまし、店先の商品を盗んだりする者もいる。
  • アイルー (食雑目 メラルー科)
白猫の獣人種。モンスターハンターのマスコット兼和みキャラ
人間の言葉を理解し、しゃべることも出来る。やっぱりこちらのネコもマタタビに目が無い。
人間と一緒に街や村で暮らす者もいる。給仕ネコが主な職業。
ジャンボ村で道具屋を経営。なかなかの手腕を持っている。
普段はおとなしいが、怒ると棍棒のような武器を持って攻撃してくる、小タル爆弾や大タル爆弾を抱えて突進してくる事もある。 
  • ランポス (竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ランポス科)
青い鱗に黒い縞模様が特徴の鳥竜種。デイノニクスのようなモンスター。群れが攻撃されると増援を呼ぶ。
  • ドスランポス(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ランポス科)
ランポスのリーダー。赤いトサカが特徴。
  • ゲネポス(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ゲネポス科)
ランポスに似た土色のモンスター。麻痺性の効果がある牙を持つ。
  • ドスゲネポス(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ゲネポス科)
ゲネポスのリーダー。大きなトサカと長い牙が特徴。
  • イーオス(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 イーオス科)
ランポスに似た赤いモンスター。毒液をはく。
  • ドスイーオス(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 イーオス科)
イーオスのリーダー。紫の大きなトサカが特徴。この種では一番体力がある。
  • リオレイア(竜盤目 獣脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科)
雌の火竜。主に地上で行動する。尻尾には毒針があり、サマーソルトと呼ばれるジャンプして後方一回転をする攻撃が驚異的。
ちなみに顎の下にある突起物は幼体に乳を与えるための授乳器である。
  • リオレウス(竜盤目 獣脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科)
雄の火竜。主に空中で行動する。リオレイアと対を成すモンスター。鍵爪には毒があり空中から飛来してその毒爪で攻撃する。
  • イャンクック(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 耳鳥竜上科 クック科)
怪鳥。大きな襟巻き状の耳が特徴。小型の飛竜で、体力も少なく、臆病で大きな音に弱く、攻撃力もたいしたことは無いが、初心者ハンターにとっては最初の飛竜のため、今後のハンター生活の登竜門となる。
  • ゲリョス(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 ゲリョス科)
毒怪鳥。トサカには非常に大きな閃光を発する機能がある。毒を撒き散らしながら狂乱するのが特徴。他、ハンターのアイテムを盗んだり、死んだフリをしたりとかなりせこい性格。弱点は見るからに弱々しい尻尾。
  • ランゴスタ(殻虫目 針尾亜目 ランゴスタ科)
巨大な蜂型のモンスター。獲物を見つけると、尻の針から麻痺性の毒を注入し仕留める。体が脆いのでハンターの攻撃で大抵は四散してしまい、素材が入手できなくなる。
  • カンタロス(殻虫目 棘虫亜目 カンタロス科)
ヘラクレスオオツノカブトのような角を持ったモンスター。体が脆いのでハンターの攻撃で大抵は四散してしまい、素材が入手できなくなる。
  • フルフル(竜盤目 獣脚亜目 稀白竜上科 フルフル科)
白く目も耳もない不気味なヒルのようなモンスター。尻尾をアース代わりにして体中から電気を発する。
首は柔軟で少しの間なら長く伸ばすことは出来るのだが、老化が進むと形を維持できなくなり垂れ下がって捕食が出来なくなる。
フルフルベビーというアイテムがあり、入手すると徐々に体力を奪われる。狩場で見かける山菜ジジイに渡せばフルベビアイスと交換してくれる。ちなみにこのモンスターはバイオハザードの没クリーチャーと呼ばれている。尚、赤色のフルフルは首が異常に伸びる。
  • ガノトトス(魚盤目 有脚竜亜目 水竜上科 トトス科)
水竜。飛竜ではあるが、翼がひれのように進化している唯一の水性モンスター。体はとても大きく攻撃力も高い。口から強烈な水鉄砲ブレスをはく。カエルが好物。
  • ガレオス(魚盤目 有脚竜亜目 砂竜上科 ガレオス科)
ハンマーヘッドシャークの様な砂竜。砂の中を泳ぎ、唾液で固めた砂の塊を吐き出し攻撃する。大きな音に弱い。
  • ドスガレオス(魚盤目 有脚竜亜目 砂竜上科 ガレオス科)
皮膚が黒くなって大型化したガレオスのリーダー。その牙とヒレは麻痺性の毒を持つ。
  • モノブロス(竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科)
一角竜。翼の生えたモノクロニウスといった体型。怒ると頭の飾りに模様がつく。人間がモンスターに怯えて暮していた頃、若き日のココット村の村長が一ヶ月かけて単独モノブロスの討伐に成功した。後のハンターの間では単独でモノブロスを狩ることが、己の勇気を示すこととなった。
  • ディアブロス(竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科)
双角竜。砂に潜り音を頼りに奇襲攻撃をする。非常に怒りやすく、怒ると手がつけられないほど凶暴になる。
繁殖期になると、雌はさらに凶暴になり、甲殻が黒ずんでくる。
  • バサルモス(竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科)
岩竜。普段は背中の甲殻を岩に見立てて擬態して地中で生活する。体中から毒煙を出したり、爆発するブレスを吐き出す。
捕食は周りの岩ごと食べ、その岩を体内のバクテリアで分解してそこからエネルギーを摂取する。食料の少ない火山域に暮らすための進化をしている)
  • グラビモス(竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科)
バサルモスの成体。鎧竜。ほぼ全身が強固な甲殻に守られており、全身から睡眠ガスを出す。燃石炭を食料とし、ビーム状の炎ブレスを吐き出す。
強固で耐熱性に優れた甲殻は、短時間なら溶岩の中を潜行しても大丈夫なほどになっており、過熱した体は新陳代謝により爆炎として体外に吐き出す能力を持っている。この能力が一段と強い個体は皮膚が黒色科する。
  • ラオシャンロン(古龍種)
老山竜。古竜と呼ばれるほかの生態系から格別した、それ自体が天災となりうる力をもった竜の一種。ラオシャンロンの最大の特徴は、ゴジラと比喩されるほどの巨大な体躯で歩くだけで山が崩れ町が轢殺される。
顔は柔和で憎めないヤツ。
  • キリン(幻獣→古龍種)
非常に珍しい銀色の鹿(または馬)のような古龍(←この設定は2ただファンはありえないと声を上げる)で、幻獣と呼ばれる。雷を自在に操り、素早く動き回ってハンターを攻撃する。ファンからはケルビの成長態と呼ばれておりドスケルビと呼ばれることがある
  • ミラボレアス
黒龍。「伝説」と呼ばれている龍であり、凄腕のハンターでしか挑戦できない。まともに食らえば一撃死するほどすさまじい攻撃と巨体ともつ龍である。
  • ミラバルカン(ミラボレアスの亜種。紅色)

ミラボレアスと違いとても動きが早く、攻撃も多彩。上空から隕石のように火球を落としてくる。

  • チャチャブー(食雑目 チャチャブー科)
古塔や森丘などに生息する獣人種。普段は地中で擬態して隠れている。
小型ながら非常に体力が多く、飛竜種並みの攻撃力を誇り、ハンターしつこく付け狙うのとても厄介。
また爆弾や睡眠効果のある煙玉を投げてくることもある。
  • 大雷光虫(殻虫目 閃虫亜目 ライコウチュウ科)
雷光虫が特殊な環境で巨大化した物。放電能力が高くハンターに体当たり攻撃をしてくる。
  • ガウシカ(偶蹄目 ガウシカ科)
雪山に生息するケルビに似た草食性のモンスター。
気性が荒く、危害を加えるとその大きな角を振り回してくる。
  • ポポ (長鼻目 奇鼻上科 ポポ科)
雪山に生息する巨大な2本の牙を持った、草食性の長い毛で覆われたモンスター。
食材として利用可能なポポノタンを剥ぎ取ることが出来る。
  • ランポス亜種
主に雪山に生息する皮膚が白色のランポス。
白い液体を吐くことができ、その攻撃を受けると移動以外の行動が出来なくなる「雪だるま」状態になる。
  • ガブラス(竜盤目 獣脚亜目 蛇竜上科 ガブラス科)
火山や古塔などに生息する小型の飛竜種。
ランポス程度の大きさで、飛行能力に優れている。空中から毒液などの攻撃をしてくる。
古龍種が現れる前に姿を現すことから厄災の象徴とされる。
  • イャンガルルガ(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 耳鳥竜上科 ガルルガ科)
ポータブルとの連動で登場する飛竜種。別名:黒狼烏。
イャンクックに似た姿をしているが、片目が潰れていたり、リオレイアのような尻尾を持つ。
肉質が非常に硬く、攻撃面も非常に怒り易く、怒り状態だと手が付けられなくなる。
非常に好戦的な性格で、縄張りを侵したイャンクックは容赦なく殲滅する。
  • ヤオザミ(十脚目 短尾下目 盾蟹上科 ザザミ科)
水辺や砂漠に生息する堅い殻を持つ甲殻種。
蟹のような姿をしており、普段は地中に潜って、その上をハンターが通ると爪を出して攻撃してくる。
ヤオザミから採れるザザミソは珍味とされている。
  • ダイミョウザザミ(十脚目 短尾下目 盾蟹上科 ザザミ科)
モノブロスの頭蓋骨をヤドにする大型の甲殻種。別名:盾蟹。
巨大な鋏を持ち、攻撃と防御を兼ね備える。脅威の跳躍力で垂直に飛び攻撃したり、地中からハンターを強襲する。
更に水のブレスを吐いたり、頭蓋骨のヤドを利用した突進攻撃することもある。ギャラリーではマイペースなところがあるのが証明されておりアイルーたちがモノブロスの頭蓋骨の角を切っているときたまたま住処にしていたのか砂の中で眠った後起き上がり切ってる最中のアイルーたちを持っていくシーンがありファンは可愛いと声をあげるモンスターである
  • ガミザミ(十脚目 短尾下目 鎌蟹上科 ギザミ科)
火山に生息している甲殻種。
ヤオザミよりも攻撃性が増し、毒液を吐くことが出来る。
  • ショウグンギザミ(十脚目 短尾下目 鎌蟹上科 ギザミ科)
火山や沼地に生息する大型の甲殻種。別名:鎌蟹。
鎌状の鋏は鋭利で、天井を移動することを可能にする。怒り状態になると鎌状の爪を伸ばし、攻撃範囲は驚異となる。
鋏を利用した広範囲攻撃や天井からの攻撃をしてくる。またヤドは3種類あり、グラビモスの頭殻の場合は天井から水のブレス攻撃をしてくる。
他、タニシのような巻貝と、大型のガミザミ甲羅があり、ヤド破壊するごとに1クエスト中、一度だけ住み替える。
  • ドスファンゴ(偶蹄目 ファンゴ科)
密林や沼地などに生息するブルファンゴのリーダー。
突進後ハンターの方に素早く向きを変えるので、ブルファンゴに比べて隙が少ない。
近くにいると牙を振り回しハンターを弾き飛ばす。ファンからは、もののけ姫のおっこと主といわれる。
  • コンガ(尖爪目 堅歯亜目 鈍牙上科 コンガ科)
密林や沼地などに生息する桃色の毛並みの牙獣種。
放屁で攻撃をしてくることがあり、その攻撃を受けてしまうと一定時間アイテムが使用不能になってしまう。
  • ババコンガ(尖爪目 堅歯亜目 鈍牙上科 コンガ科)
密林や沼地などに生息する大型のコンガ。
コンガ同様放放屁で攻撃の他に、口からブレスを吐いたり、自らの糞で攻撃してきたりする。
腹を膨らませ、仁王立ち状態になるとこちらの攻撃が弾かれてしまうの要注意。頭にはリーダーを証明するために木の実や草花の汁で整えた鮮やかな極彩色の毛がついている。
かなり食欲旺盛である。
  • ブランゴ (尖爪目 堅歯亜目 鋭牙上科 ブランコ科)
雪山に生息する白色の毛並みの牙獣種。
グループ意識が高く、群れになって前後左右に軽快に飛び回りハンターを翻弄する。
  • ドドブランゴ (尖爪目 堅歯亜目 鋭牙上科 ブランコ科)
雪山に生息する牙獣種ブランゴのリーダー。
大きな牙と髭を持ち、機敏で跳躍力に優れる。その雄たけびによってブランゴを呼び寄せる。
雪塊を投げて攻撃したり、雪の中を潜って奇襲を仕掛けてくる。また、ランポス亜種同様「雪だるま」になってしまうブレスを吐く。火属性の攻撃でしか破壊できない牙は、折れると子分のブランコを呼び出せなくなる。
  • ラージャン
金獅子と呼ばれる牙獣種。
普段は毛並みが黒色だが、怒り状態になると毛並みが黄金色になる。
驚異的な攻撃力・敏捷力を誇り、口からは雷属性のブレスを吐く。
その生態は謎が多く、古龍種に近い牙獣種という位置付けがされている。
  • クシャルダオラ
雪山を中心とした広範囲に生息する、金属性の外殻を持つ古龍種。別名:鋼龍 風翔龍
嵐を呼び、角によってコントロールしている風を常に纏っており、近づくことすら困難である。
地上と空中の2種類の攻撃パターンが有り、地上では突進と、岩をも砕く圧縮空気ブレスを多用し、空中ではホバリングしながら竜巻ブレスなどの攻撃を仕掛ける。
また、風を纏う能力は毒状態にすることや、角を折ることで、能力が低下すると言われているが、その超自然現象がなぜ起きているのかはいまだ解明されていない。
金属質の皮膚は錆びると脱皮をするが、その姿を見た者はいない。(ギャラリーで閲覧可能)
  • オオナズチ
密林や沼地など湿気の多い場所を好む、カメレオンの姿をしている古龍種。別名:霞龍
通常状態で姿を視認することが出来ない厄介な古龍。ただ尻尾が切れると常に消えることが出来なくなる。
口から特殊な液やガスを吐く。この攻撃を受けると「声帯麻痺毒」状態になり、スタミナが最小値まで下がり、チャット機能を一時使用不能になってしまう。
他にも毒霧を吐いたり、ハンターの持ち物を盗む効果のある舌で攻撃してくるなど、厄介な攻撃が多い。
  • ナナ・テスカトリ
火山や古塔などに生息する翼の付いた蒼いライオン様な姿をしている古龍種。別名:炎妃龍。
灼熱のブレスを吐き、炎を纏っている。纏っている炎は、近づいたハンターの体力を徐々に削っていく。
主に地上をメインに攻撃を仕掛けてくるが、たまにクシャルダオラと同じように低空をホバリングしながら火炎放射ブレスをはき、周囲を焼き払う。
長距離からの突進攻撃は回避が非常に困難で、更に炎の粉塵を飛ばして周囲を砂塵爆発させるなど攻撃を仕掛けてくる。
ちなみにこの砂塵爆発は、自身に付いたフケなどの老廃物を焼却する新陳代謝のために行われているとされている。
  • テオ・テスカトル
砂漠や沼地などに生息する古龍種。別名:炎王龍・陽炎龍
ナナ・テスカトリと同様、灼熱のブレスを吐き、炎を纏っている。バッファローのような二本角と紅蓮色の体毛が特徴
攻撃方法などもナナ・テスカトリと類似している。(テオ・テスカトルは雄でナナ・テスカトリは雌)
  • ヤマツカミ
蛸のような姿をしている古龍種。別名:浮岳龍
4本の触手を持ち、別名のとおり常に浮いている。体内のガスで自らの巨体を浮かしているらしい。
攻撃力が非常に高く、ブレスの攻撃範囲も広い。また大雷光虫を口から吐き出すこともあり、厄介である。ファンからは古龍であって古龍ではないというシビアな意見があるどうみても蛸なのが理由であるためデザインモチーフはシャレを取ったモチーフである。
  • シェンガオレン
ラオシャンロンの頭蓋骨をヤドにする巨大な甲殻種。別名:砦蟹
クエストなどがラオシャンロンと酷似しているが、ラオシャンロンと違い、立ち塞がる者をブレスで排除しようとする習性をもつ。ファンからはラオシャンロンの亡霊と呼ばれており宇宙戦争序盤の機械みたいと声を上げるものが多い
  • ミラルーツ
祖龍と呼ばれる白色のミラボレアス。
雷を自在に操り、周囲に稲妻を降らせることが出来る。

黒龍:紅黒龍

  • ミラボレアスは黒龍とよばれ、全体がやや紫がかった黒。戦う場所はシュレイド城。集会所クエストをすべてクリア、もしくはダウンロードクエストで戦う事が出来る。
  • ミラバルカンは紅黒龍とよばれ、物語の中では幻の存在。色はボレアスと異なり、黒と赤。ツノの長さが等しくなく、左の方が長い。戦う場所は決戦場で、火山に近く、暑さで常に体力が蝕まれるステージで、一度入ると、モドリ玉か、死ななければ戻れない。(キャンプは設営されてない。)集会所クエストをクリアしても戦うことは出来ず、今のところダウンロードクエストに頼るしかない。

オンラインプレイ時の事故

多人数と遊ぶオンラインモードではプレイヤーがプレイヤーを攻撃してしまう誤爆が良く起きる。これはリアルさをゲームに組み込もうとプレイヤーのすべての攻撃にプレイヤーにも当たり判定があることから良く起きる。攻撃を食らってもダメージはまったく無いが(爆弾などは例外)吹き飛びモーションとしりもちモーションがある。吹き飛ばし効果が有る武器は片手剣・ハンティングホルン・ハンマー・ランス・ガンランス・ライトボウガン・へビィボウガン・弓(弾による)である。しりもちモーションは大剣・太刀・双剣である。この中で最悪と言われるのはしりもちモーションで、一撃で体力が7〜8割削られるオンラインモードで1〜2秒ほどの隙が出来るため体力が少ないと一撃死の可能性もある危険な状態である。逆に吹き飛ばしはその場に留まるのではなく結構な距離を吹き飛ばされるため敵の攻撃をたまたま吹き飛ばされたから回避できたと言うケースも結構多い。この吹き飛ばしを使いわざと仲間を吹き飛ばして敵の攻撃から救うと言うプレイもあり上級者と初心者が一緒にパーティーを組むと初心者を守るため使うプレイヤーも多い。だがしりもちモーションは回避不可になると共にその場から動けなくなるためしりもちをついたプレイヤーを助ける事は非常に難しい(しりもちをついてる時に吹き飛ばし攻撃を当てて回避に繋がる様にしてくれるプレイヤーもいる)。このように自分の攻撃が仲間にも悪影響を及ぼしてしまうため、オフラインとはまた違った他のプレイヤーを意識した立ち回りや技術が要求されるのもこのゲームも特徴的な部分である。

モンスターハンターの設定

「モンスターハンター」には細かい設定が存在する。まずモンスターハンターの舞台となる大陸は高度な科学技術を持った古代文明が滅びた後の時代が舞台となる。なぜ古代文明が滅びたのか具体的な説明は作品中では殆ど語られない。モンスターハンターの現代(ゲームの舞台となる時代)の方がかなり技術的に劣っているため古代文明が残した武器などは再現する事は非常に難しい。遺跡などから発掘されたものを解析し再現した武器も存在するにはするが古代文明のものと比べるとかなり劣っている。そのため原形をとどめている武器が発見されると様々な研磨剤を使用して切れ味を回復させて使用している場合もある(外見が火縄銃のような「鬼ヶ島」、「神ヶ島」など)。

しかし東方では古代文明の技術を殆ど再現することが出来、すでに銃も存在している。最近では西洋もこの技術に追いついて来ており銃の原理を利用したボウガン、近接武器であるランスに対飛竜用装備として砲撃を可能にしたガンランス等が存在している。

しかし、最初の作品(「モンスターハンター」)の時はこれらの武器は、まだ試作中でモンスターハンター2の時に完成される。これらの武器の開発にはかなりの苦労があったと見られる。まずガンランスは対飛竜用装備としてココット村の工房が試作したのが始まりである。この頃のガンランスはまだ砲撃能力は無く砲身の中で敵を突くときに大量の火薬を爆発させその爆炎と衝撃を利用してダメージを与えるだけの武器であった。

しかしこの試作品のガンランスは予想以上の成果を挙げこれが街のギルドの目に留まり改良を加えたのが正式型のガンランスでさらにギルド用に珍しい鉱石を多量に使用した討伐隊正式銃槍がギルドに納められている。この事から簡単に言うとガンランスは軍用の武器と言っても過言ではないためガンランスは全体的に高価なものが多い。そのためかけだしハンターの手の届く武器ではない。逆にボウガンはハンター用の装備として発展してきている。ボウガンは銃の原理を利用し火薬と弦の力を使い弾を高速で打ち出す。殆ど銃と変わらないが弾の装填速度や飛距離では銃よりもはるかに劣る。しかし、古龍の鱗や甲殻を使用して作られたテルフ・ダオラなるボウガンが「モンスターハンター2」で生み出された。このボウガンはリボルバー式のボウガンで弦を使わずに弾を発射できる。そのほかにも様々なオプションが試験的に採用されており、西洋で初の銃が完成する事となる。

実際、他のボウガンとは比較にならない性能を有している。しかしまだ西洋では剣やハンマーなどの原始的な武器が主流である。西洋の考え方としてはとにかく近接して切りまくる叩きまくる武器は丈夫ならいいと言った考え方である。逆に東方は機能美に重点を置いており重量を生かして叩き切る剣よりも刃の鋭さを重視している刀が主流である。

このことから西洋のほうが原始的な考え方や発想をしていると言える。

しかし一撃でモンスターに大ダメージを与えるこれらの武器は強力で実際にハンマーはこの機能を強化するためガンランスの機能を付加させた工房試作品ガンハンマという武器が開発された。この武器は強力であったがまだ完成には至っていない。このガンハンマも街のギルドがその完成度に着眼しているがガンランスのように街のギルドの正式採用武器となるかは決まっていない。また初期のガンランスをそのまま発展改良したガトリングランスが造られた事もある。このガトリングランスは試作品のガンランスの爆薬によるダメージを強化し連続的に爆発を起こすことにより高いダメージを与えることが可能で特に火に弱いモンスターにとってはかなり有効な武器である。だがこのガトリングランスは開発するのにかなりのコストが掛かり量産も難しいためあまり普及していない。

だがこれは初期の作品の設定でモンスターハンター2には正式採用機械槌と正式採用機械槍が街のギルドに納められている。この二つの武器は共に高い成果を挙げている。

各武器の設定

  • 片手剣

片手剣は設定上大型武器を持つハンターの補助を行うための武器である。そのため威力よりもモンスターを麻痺させ動きを封じたり毒で戦闘能力を奪うなどの補助的な性能を重視している。中にはそれ単体で大型武器と同じレベルの攻撃力を持った片手剣も存在しているが飛竜や古龍などの甲殻や爪を削り出したものが殆どなので一般のハンターが入手するのは困難である。そのため単体での戦闘を可能にするため毒などのモンスターに状態異常を引き起こす武器や特種な素材を加工して作った属性武器などが豊富である。大型武器よりも扱いやすくハンターとしての腕にあまり左右されないため最も普及している武器のひとつである。

  • 大剣

超重量近接戦闘斬撃武器。もはや常識的には考えられない大きさの武器である。大きい物になるとゆうに2メートルを超える大きさを持ち巨大なモンスターをも一刀両断にする武器である。破壊力においては最高の武器で飛竜の素材を使用した大剣ならランポス程度のモンスターであれば一撃で倒すことも可能である。ただその超重量から使いこなせるハンターはごく一部である。かなり古い歴史の在る武器で古代文明の時から使用されていた。そのことから考えるとやはりモンスター相手に高い効果を挙げた信頼性のある武器である。ただガンハンマーやガンランスなどの最新技術を取り入れた機械的な武器は開発されていないため時代遅れの武器とも言える。

  • ランス

重量級打突武器。大きさだけなら大剣をも超える大型武器。大抵大きな盾と一対になっており防御力は最強である。ハンター用の武器ではあるが高級でどちらかと言えばギルド用の武器である。構造が単純で大きいため改造しやすいのか機械的なギミックを搭載した物も多い。強力な武器ではあるがよほど熟練した者でないと満足に扱えないためある程度、経験をつんだハンターが好んで使う。

  • ハンマー

超重量高機動近接戦闘武器。高い攻撃力と移動スピードを武器に戦う重量武器。元々は大剣やランスなどの動きは遅いが驚異的な攻撃力を持つ武器のためにモンスターを一撃でダウンさせる事に重点を置き攻撃できる状況を作り出すための補助用武器であったがモンスターハンター2の置いては単体でも強力な性能を秘めたハンマーが多数開発され力のあるハンターならある程度腕の差をカバーできる武器になっている。ハンマーのヘッドの部分に機械的な加工を施した工房試作品ガンハンマも開発され補助武器と言うよりは主力武器として生まれ変わりつつある武器である。

  • ボウガン

遠距離専用武器。火薬を銃身に詰め弦の力と火薬の衝撃を利用して金属弾を高速で射出する武器である。ボウガンとは違い火薬のみの力を使い弾を撃つ銃も開発されているが全体的にコストが高く一般のハンターには普及していない。どちらが先に開発されたかは定かではないがおそらく同時期に開発された物だと思われる。最近では銃も普及してきているがあくまで武器としての種類はボウガンである。片手剣と同じくらい普及しているがこれは腕力や経験にあまり左右されずに即戦力になるからであり武器としてとんでもない強さを秘めているわけではない。一般的に普及しているのはライトボウガンでこれは高機動戦闘と扱いやすさを重視したボウガンである。軽くて扱いやすくある程度の威力もあるため初心のハンターに人気の武器である。だが慣れたハンターが使うには攻撃力が低くモンスターによってはまるで歯が立たないため熟練ハンターは攻撃力重視のへビィボウガンを好んで使う。へビィボウガンは対戦車ライフルのような見た目と飛竜の皮膚すら貫通する弾を撃ち出す事が可能である。だが重さは大剣やランス並の重量で熟練したハンターでも扱うのは難しい。そのためボウガンはその種類によりかなり扱いづらい武器となっている。

  • 双剣

近接戦闘用軽量武器。武器の大きさからは想像出来ないような攻撃力を持つ武器。片手剣よりも扱いは難しいが脅威的な攻撃力を持って敵を切り刻む武器である。最近出来たばかりであまり有効な戦術は確立されていない発展途上中の武器とも言える。閃光玉や落とし穴などの、モンスターを足止めするアイテムを駆使しての運用が基本であるが、モンスターの弱点属性が付いた双剣でパーティーを組み、一斉に攻撃を加えることによって、強力な攻撃を一瞬で加えることも可能。

  • 太刀

東方から西洋に渡ってきた巨大な刀。高い攻撃力と驚異的な攻撃スピードを合わせ持つバランスの取れた武器であるが武器自体はあまり頑丈ではなく意外にもろい。そのためモンスターの甲殻を利用して強度を確保したものも多い。武器自体がかなり熟練した職人で無ければ満足なものが出来ないためいかに腕のいい職人を探すかも良い太刀選びのコツである。大剣とは違い切れ味の良さを武器に戦うためあまりにも甲殻が固い敵にはかなりの苦戦を強いられる。そのため戦う相手をかなり選ぶ。

扱いやすさを求めてボウガンの構造を極力簡略化した新型武器。弦を引き絞り矢を発射するためボウガンよりも原始的に思えるが単純な構造のためボウガンよりも取り回しやすい。だが火薬は使用せず人の力のみで矢を放つため飛距離と威力はボウガンよりも大きく劣る。この原始的な武器が銃よりも最新型の武器と言う設定はかなり無理があるとしか言いようが無い。

  • ガンランス

対飛竜用の最新装備。巨大な銃剣のような形状をしており火薬を大量に着火させその爆炎で攻撃する砲撃と飛竜のブレスの原理を用いた龍撃砲が搭載されている。特に龍撃砲は強力でランポス程度のモンスターなら一撃で吹き飛ばすことも可能である。だが根本的な設計に問題があり他の武器に比べるとかなり壊れやすい。この問題は硬度の高い金属を使用することによりある程度解決されているがその反面ガンランスはとんでもない高額な武器になってしまったためあまり普及せずにいる

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