Fascination N−D−File
恐怖の館
耳から白い糸 (みみからしろいいと)とは、耳にピアスをあけた際、そこから出ると言われている、白い糸状のものである。その糸を切ると失明などの障害が発生するとされている。 概要とある人がピアスをあけると、耳から白い糸が出て、その糸を切ったところ、実はその糸は視神経で、その人は失明してしまった。 その人は失明した事を怨み、ピアスをしている人の耳を齧る「かじり女」となった、と続けられる事もある。 また、「白い糸を引っ張ったところ、体内の神経が芋づる式に全て引っ張り出されてしまった」というものもある。 考察失明についてそもそも視神経は脳神経の一つで、脳と直接つながっており、ピアスを開けるような耳たぶには通っていないため、このようなことは起こりえない。さらに言えば、視神経はタコ糸程度の太さがあり、一般的なピアッサーのピアスよりもかなり太いため、ピアッサーで開けた穴から露出する事は起こりづらい。 伝播について日本の教育現場において、ピアスの危険性を説明する際に、方便としてこの都市伝説が引用される事がある。 「白い糸状のもの」について人によってはピアスの穴から、白い物体が出ることはある。これは、体毛、にきびなどと同様の余分な油分の集合体である「角栓」や「粉瘤腫の中身」、であると考えられる。 |