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プロローグ

 邪剣が霊剣によって貫かれたその瞬間、ナイトメアの残骸と
も言うべき鎧に、邪剣の意思は逃れていた。

 肉体なき体を宿主としたために動くことすら不自由な状態で
あったところへ、大鎌の男が現われる。

 男は、秘術を用いて邪剣の気と地霊を織り合わせて実体とし、
ナイトメアの復活を手助けする。

 新たな拠り所を手に入れたソウルエッジは、己の実体を維持
するため、そして自らの邪気を増すため、より強く、より豊潤
な魂を求める。

 その道行きを定める狂った羅針盤が最後に指し示すのは、ソ
ウルエッジ本体の解放であった。

EPISODE1 ルーマニア山間
ENEMY BERSERKER
 復活したての身体は未だ安定していると
は言い難く、今すぐにソウルエッジ本体を
解放するのは難しかった。彼はその力を回
復させるため、各地で魂を狩り集めていた
が、普通の人間では渇きは満たされない。
やがて彼は、強い魂を持つ戦士や、邪気を
帯びた者を求めて徘徊するようになる。
 邪気の動きを感じ取り、彼は東欧の地方
都市に姿を現す。邪気に満たされた街は、
その力を恐れた軍隊に攻撃されていた…。
EPISODE2 ルーマニア山間
ENEMY BERSERKER
 彼は邪気に犯された戦士を屠り、戦場の
中を暴れ回るが、普通の兵士の魂では何の
足しにもならぬ。ひとしきり衝動に身を任
せた後、彼は戦場を去った。
 ソウルエッジ本体は、ソウルキャリバーに
よって縛りつけられ、かつてその精神を支
配したはずの男、ジークフリートによって
持ち去られている。一刻も早く、力を復活
させることが必要だ。
DOUBLE BRANCH
邪気を帯びた魂を求める。 強い魂を求める。
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