Fascination N−D−File
恐怖の館

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1933年ドナルディナ・マッケイ夫人(85歳)が撮影したネッシーの写真を60年後(1993年)に初公開した。

現在、彼女はネス湖から70キロほど離れた所に住んでおり、同年3月夫のジョンと共にネス湖で初めてネッシーを目撃した。当時は『ドラムナドロチット・ホテル』に泊まっており、そのホテルは湖の北端にある。インバネス市からの帰り道で湖岸の細い道を車でホテルに向かっている途中、ネス湖の水面に奇妙な小波が立っているのをマッケイが見つけた。そこには黒っぽい生き物がいたのだった。その生き物は身をクネクネさせながら水面を出たり入ったりしていた。

夫のジョンは車の速度を落として湖を見た。確かにそこには見た事の無いような巨大生物が水面に潜んでいたのだった。時には背中らしき部分が二つの黒い瘤のようになって見えたとも言う。ジョンは車を止め、観察。その生き物の様子は鯨が泳いでいるようにも見えたと言うが、鰭らしき物は無く長い首と蛇のような頭部が確認出来たと言う。

その生き物はしばらく湖を泳ぎまわった後に大きな渦を残し、水中に潜っていった。そしてその後は二度と出て来る事は無かったと言う。

ジョン夫婦の体験はネッシー目撃の最も最初の記録として現在も残されているのだが、実は夫人が写真を撮影していた事だけは隠されていたのだった。最近までこの事を隠し通していたと言う。

1933年はネッシーの目撃者が多発した年でもあり、また、11月にはヒュー・グレイが目撃多発ポイントの一つフォイヤーからネッシーの写真を撮影しており、これが最初のネッシーの写真となっているが、夫人の写真によってこの記録は更新される事だろう。
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