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夏に扇風機をつけると快適であるが、徐々に体温が奪われる。そのため就寝時に利用すると、無意識のうちに死亡するとする(心臓麻痺とする場合もある)。しかし実際には最悪でも風邪をひく程度と思われ、死に至る状況は考えにくい。またこの都市伝説は日本・韓国の二カ国で共通しているとの報告がある。
しかしながら体重に比較して表面積が大きく気温の変化に対する順応性が低い赤ちゃんは要注意。扇風機や開け放たれた窓からの風に長時間当てられたことによって、乳児が脱水や体温低下を起こし、循環障害で呼吸困難になり死亡するケースはたびたび起きている。特に首振りなしで身体に当てっ放しにしておくと危険。
老人でも脱水症状から脳梗塞等を引き起こすケース、肺炎などを起こすケースが考えられる。対策は乳児の場合と同様、身体に長時間直接風を当てないことである。

しかし・・・

密閉された空間で扇風機をつけておいたまま眠れば窒息や低体温症などで死亡するとという韓国の都市伝説で、東アジアに広がった。ただし、他の地域ではこのような都市伝説の様な例はない。韓国人は、この都市伝説の影響を受け自動車のエアコンを使用する場合に窓を少し開く傾向がある。

都市伝説が支持される理由

扇風機によって死亡に至ることもできるという考えには次の理由が考えられる。あくまでも都市伝説なので科学的根拠がない例もある。

  • 扇風機は空気の循環を邪魔して、酸素供給を遮断する。
  • 扇風機は酸素を吸収して、二酸化炭素を排出する。
  • 扇風機が頭のあたりの空気を飛ばしてしまって呼吸することを邪魔する。
  • 扇風機の利用によって低体温症になる。夜になると体の免疫が低下し体温変化が激しくなり、低体温症になる可能性が高くなる。
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