Fascination N−D−File
恐怖の館

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現在は殆ど見る事の無い砂嵐。砂嵐とは地上アナログテレビ放送の番組終了後に流れるノイズの通称の事である。画面に無数の白い点が点滅して見えて「ザー」と言う雑音が砂嵐を連想させる為だと言う。
本来は無放送状態であるので何かが映る事は無いのだが、かつては受信機障害等によって通常の映像の上にノイズがかかって不気味に見える事が多かった為に様々な噂が出るようになったと言われている。

NHKの番組終了後には砂嵐の中で受信料の不払い者の名前がテロップで流されていると噂されていたが、最近では不払い者が多すぎて朝の放送開始までに流しきれないので中止されたと言う笑い話に発展。

日本テレビでは鳩が飛び回る映像が流され、日によって微妙に鳩の動きが違うと噂された。何百に一回程度しか放送されないバージョンでは鳩が狂ったように飛び回って最後は画面の天井や壁に激突してバタバタと死んで死骸の山が出来たと言う。

砂嵐に男が現れる

一説によれば砂嵐状態の時に死後の世界と電波で繋がっていて死者達と交信出来ると言う。
突然男が現れて予言みたいな事を言う噂もある。男が次の日に死ぬ者の名前を呼ぶとも、肉親の名前を呼ぶ事もあるそうだ。

ある男が砂嵐の中にある「死ぬ人間リスト」に自分の名前があるのを聞いて恐怖にかられた。一計を案じた男は一日中家に閉じこもる手段を取ったが、日付が変わる数分前にトラックが家に突っ込んで轢き殺されたと言う噂が発展している事も。
局によっては明日起こる予言内容が流れたりもするらしい。

事故的なものとして夜勤の職員が見ていたノーカットのポルノ映画が電波に乗って放送されてしまったり深夜に地震が発生して局内の映像に切り替わった所、テレビ局員の不倫カップルがデスクでセックスしている姿が中継されたりと言うバージョンまで実に様々である。
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