プロローグ
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風の嘆きに導かれ、山岳地帯にある邪気の源を追ったタリム
は、子供達ばかりが暮らす水車小屋に行き着いた。彼女は、そ
こに、自らの体から邪気を発しているある少年の病を看るため、
遍留していた。
タリムの考える大規模な治療を断る少年だったが、小屋に居
候していたユンスンという青年が少年を説得し、彼は奇跡的な
回復を遂げた。
そして治療の時、彼女は見た。風の吹き着く先、はるか西方
にある、美しい一振りの剣を。
…わけもなく胸が熱くなるのを感じたタリムは、子供達の疑
惑の言葉を背に西へ向かって旅立つのであった。 |
EPISODE1 |
渓谷の大水車 |
街を出てすぐに、後を追ってきたユンス
ンと出会い、その「一人で探すより、二人
で探す方が効率が良い」という言葉に丸め
込まれ、ともにソウルエッジを探す旅を再
開したタリム。ユンスンは邪剣を甘く見て
いるようだが、旅の間に説得すれば大丈夫
に違いない。…今は、そう思おう。
彼女達は邪剣の仕業であろう虐殺の噂が
最も多いヨーロッパへと入る。 |
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EPISODE1 |
湖畔の闘技場 |
ENEMY |
GLADIATOR |
ROCK |
ヨーロッパで情報を集めて回ったタリム
達だが、邪剣が引き起こしたであろう事件
の噂はあれど、いずれも数年前の出来事で
あった。邪剣の在処についてとなると、完
全にお手上げ状態といえた。
ユンスンの提案で、二人は今、闘技場の
入口に立っている。ソウルエッジは最強の
武器としても名高い。ここに集まる戦士達
ならば、何かを知っているかもしれない。 |
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EPISODE2 |
湖畔の闘技場 |
ENEMY |
GLADIATOR |
ROCK |
闘技場で二人が得たのは、少々の額の賞
金と、少しばかりの情報だった。その中で
役に立ちそうなものは二つあった。
ソウルエッジを握っていたであろう蒼騎
士ナイトメアに関して調べている人物がい
るという情報と、かつてソウルエッジを破
壊せんと、古代神の神託を受けたという戦
士がいたという噂だ。さし当たって、どち
らを調べるべきだろうか? |
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