制作費 | 1億8730万ドル | |
公開日 | 2003年7月2日 アメリカ公開 |
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オープニングでは見事に核爆弾が街のど真ん中に落とされるシーンが 視聴者の目の前で炸裂される。 運命は決まっている物では無く、自分達で決めるもの・・・ ジョン・コナーはそう言う。 彼は生まれる前からその命を狙われていた。 それは初代での話だった。 彼の母親であるサラ・コナーを狙う殺人マシーン、ターミネーター。 そして今度はジョン・コナーが13歳の時だった。 また殺人マシーンが未来からやって来るのだった。 だが、ジョンが生まれる前に襲ってきたタイプのターミネーターは 味方となり、逆に最新型である液体金属のターミネーターは敵となり、 ジョンを付け狙うのだった。 最終的にジョン達が勝利したのは言うまでも無いが。 審判の日、それは人間と機械が争う日・・・ それによって30億人の命が一瞬で奪われた。 ジョンは残された人間達を導いて最終的な勝利へと導くはずだった。 だが、それは起こらなかった。 何故なら、核爆弾が降ってくる事も、コンピュータに世界が支配される事も無かった。 それは、審判の日を防いだからだ。 安心してもいいと思われていたが、ジョンはそうは思わなかった。 そしてジョンは世界に関わらないよう、 生きるのだった。電話も、住所も無く、 誰にも見つからないように、ひっそりと暮らしていくのだった。 だが、毎晩の悪夢だけは消える事は無かったと言う。 その後、核戦争と思われるシーンが映される。 機械制御の戦闘機、そして、骨格だけで精製されたターミネーターの大軍・・・ それこそが、ジョンが毎晩見る悪夢だった。 T−Xこと最新型のターミネーターが遂に現世に送り出される事に。 相変わらず登場シーンは派手。 プラズマと共に丸い球体が出てきて周辺の物体は その熱によって溶けて無くなっていく。 そこから現れたのは全裸の女性。 映画と言う都合上、肩に下がっている髪で 胸元を上手く隠してるのは流石だと書いておこう。 丁度近くで車を止めていた女性の服と車を奪って そして速度超過と信号無視で警察に追いかけられて。 だけどT−Xはそんな事お構い無しに走り続ける。 最終的には車を止めるけどその後近寄ってきた警察の銃を見て 「その銃、気に入った」と一言言って・・・ 少し遅れてT−850ことシュワちゃんも登場。 T−Xと同じで丸い球体からその姿を現すのだった。しかも全裸。 付近の植物はその球体の熱で燃焼してしまう。 T−850が向かった先は・・・ そんな頃、ジョンはある病院へ侵入。 薬を硝子で出来た棚を破って奪うが、 彼の目的等誰も知らない。 T−850はレディース・ナイトと言うバーに入るのだった。 ステージでダンスを披露している男性と体格が一致。 結局は服を奪うのだった。 男性は「この手に言いな」と言いながら左手を差し出す。 そんなジョーク等、T−850には通じない。 強引に左手を鷲掴みにして左手に言うのだった。「寄越せ」とね。 ターミネーター御馴染みの黒尽くめの格好で、 そして、車の窓をパンチで破って車である場所へと向かう。 T−Xは携帯端末で割り出した標的の抹殺活動を行っていた。 ハンバーガーショップの店員であったホーツェー・バーレーエンを射殺。 続いて女友達と飲酒して楽しんでいたビル・ワンダーソンも同じく射殺される。 彼の姉であるエリザベスも恐らく存在を抹消されたと思われる。 病院で薬を飲んでその場で爆睡していたジョンの元に ケイト・ブリュースターが戻ってくるのだった。 気付いたジョンはエアガンで彼女を脅しながら 薬を要求するが、まんまと彼女にやられて 逆に犬の牢屋に閉じ込められる。 だが、やっぱりここにもあのT−Xが迫ってくるのだった。 T−Xは病院に来ていた女性(ケイトでは無く)をケイト・ブリュースターだと 思い込み、その女性に発砲。 しかし、血液を舐めてチェックしたが、違うと判明。 ケイトにはT−Xが迫っていたが、ケイトは物陰に隠れる事で とりあえずその場は回避出来たのだった。 だが、あくまでも『その場』なので完全とは言えなかった。 ケイトは病院から脱出して車で逃走を試みるが、 あっさりとT−Xに追い付かれる。 T−Xはドアの硝子を拳で破り、ドアを強引に引き外す。 そして次はケイトを投げ飛ばすのだった。 恐れ戦くケイトに無言のT−Xが迫る。 それを助けるかのようにT−850が到着するのだった。 地面に倒れているケイトを踏みつけるように迫るT−Xを 乗用車で上手くT−Xだけを吹っ飛ばすのだった。 そのまま建物に衝突、車は炎上。 だが、その炎上した車からT−850が出てきて ケイトに訊ねるのだった。 ジョンがどこにいるのか。 その後、T−850はケイトをケイト自身の乗用車の荷台に閉じ込めた。 金具をサイボーグらしい力で曲げて外から出られないようにするのだった。 病院には大量のパトカーと消防車がやって来る。 T−850はT−Xのプラズマ砲を食らってそのまま吹っ飛ばされたのだった。 見事に倉庫を貫通して棚もふっ飛ばしながら。 T−Xの武器の変形するシーンは流石である。 T−850の事を知らない警察官は近寄って様子を見るが、 勿論、T−850は生きていた。 T−Xはパトカーや消防車にウィルスを仕込んで暴走させる。 T−X自身も巨大なクレーン車に乗り込んで逃げたジョン達を追跡。 T−850は白バイを奪って跡を追う。 車で逃げるジョン達に迫る無人のパトカーや消防車。 凄まじいカーチェイスの序曲だったのだ。 ジョンは余所見をしたが為に他人の車を壊してしまうが、 その後、T−Xが操るクレーン車に車ごと持っていかれるのだった。 恐らくその後は木っ端微塵だろう。 ここは笑えるシーンである。 T−Xのプラズマ砲を見事に交わしたジョンは相変わらずの逃亡を続ける。 様々な物をふっ飛ばしながら。 でもT−Xの方がその度量は凄い。 クレーンを垂らしながら暴走してるから その通り道にある車を豪快に吹っ飛ばして 建造物も大破させている。 クレーンにしがみ付くT−850も凄まじい。 あれだけの物を直撃しながらも見事に耐えてるのはサイボーグである証拠。 ドラム缶やら建物やら電柱やらとありとあらゆる物を 直撃しながらも必至に手を離さずにいるから。 途中ですれ違った消防車に移ったT−850のシーンは見物だね。 厳密に言えばぶら下がっていたクレーンが 消防車に激突して同時にT−850も移ったと言う所か。 とりあえず消防車を奪ってクレーン車を追いかけて そしてクレーン車を奪う事に成功。 しかし、投げ落とされたT−Xは地面を転がりながらも クレーン車にしがみ付くのだった。 その間にT−850は前方に見えたマンホールに クレーンを落とし込み、そしてジョンの操作する車へ移る。 T−Xはようやく自分の座っていた席に戻るが、 後に気付くのだった。 地面に引っかかったクレーンはワイヤーを限界まで引き伸ばし、 そして、それが限界に達した時にクレーン車は見事に ワイヤーによって持ち上げられてそして地面に叩きつけられて炎上。 無事に危機を脱出したジョン達はその後コンビニへ寄るが、 ここでのT−850の買い物ブリは面白い。 無造作に籠に食品、主に菓子類を放りこんでそして 壊されたサングラスも装着して、 そして、金を払わずに店を出ようとしたT−850に対して 当然のように若者店員は呼び止めるが、 T−850は左手を突き出して「この手に言いな」と言い残して去る。 これはどこかで聞いた台詞だった。 T−Xはケイトの婚約者であるスコットを殺害。 そして彼に成りすまして警部達と共に車に乗り込むのだった。 T−850はジョン達を埋葬所へ連れて行く。 そこに映ったのはジョンの母親であるサラの棺桶。 サラの火葬の際に出た灰を海に撒かれ、そして遺言の通りに 棺桶に武器をしまってあったのだ。 ここでケイトはT−850に発砲をするが、 無駄だった。サイボーグに安物のハンドガン等通用しない。 ケイトが撃ったと言うより無理矢理T−850に引き金を引かれたと 言った方がいいかな。 T−850の馬鹿力は戦ってるシーンではあまり意識しないけど 棺を片手で持つシーンを見ると一層迫力が増すもんだよ。 相変わらず銃の攻撃食らっても全く無傷。 一方、T−Xも最強と言う名に相応しい強さだよ。 弾丸は勿論食らわないし、打撃にも非常に強い。 そして、触れた相手のDNAを奪って変身する技術も持っている。 コピーされた者は抹殺されると言う掟も相変わらず。 女性の容姿に似合わず凄まじい残酷さを持っている。 体内に内蔵された殺人兵器で人間を 慈悲も感傷も感じる事無く殺すし、 凄い馬鹿力で車のドアを簡単に破壊してと、 まさに最強のサイボーグ。 しかも指先から飛び出るあの歯医者のドリルのような音を発する 針から機械にウィルスを注入して自分の味方にしてしまうから 事実上、奴の味方は無限大である事になる。 ターミネーター同士の戦いはやっぱり凄まじい。 タンクでいくら殴られてもT−Xは余裕気な表情で流して、 そしてその突き飛ばしは床を粉砕する。 投げ飛ばせばその道中に遮る壁や柱は全て破壊される。 殴る為の道具に使われた立ちションのあれも見事に粉砕。 超暴力的かつ人間では考えられない戦闘シーン。 |