Fascination N−D−File
恐怖の館
冷戦真っ只中の時代に計画・建設され、1974年に部分開業した時以来、「有楽町線は軍事路線」なる噂や都市伝説が何度か立てられた事がある。次のようなものがある。しかし公式発表のない事柄であり噂に過ぎない。
以上が噂の主な原因だと考えられている。 有楽町線を軍事路線であるとする噂には、その他にも次のような事項が挙げられている。
なお、麹町にあった日本テレビは2004年2月に汐留へ移転し、豊洲駅に隣接していた海上自衛隊御用達の石川島播磨重工のドックも自衛隊関連設備であったが、近年移転し、噂の論拠の一つが消滅した。 また、防衛庁も市ヶ谷に置かれたのは2000年5月の事で、それまでは六本木にあった。ただし、防衛庁移転以前も、市ヶ谷は、陸上自衛隊東部方面総監部が設けられ、第32普通科連隊が駐屯する首都防衛の中枢であった。 この噂については、旧営団時代に何度か関連の問い合わせが営団側にあったものの、いずれも否定されているようである。また、テレビのバラエティー番組でもしばしば取り上げられているが、「幅が狭く、戦車の通行が不可能」「地盤の関係上、戦車は走れない」などと完全に否定されている。評論家(鉄道・軍事共に)にも「軍事路線には程遠い設備である」とする人が少なくない。しかし、他方でそのような有事対策は通常トップシークレットであって、公にされていないだけ(或いは知っているのは上層部などごく一部の人物のみで、ほとんどの従業員にも知らされていないだけ)との説もある。また、計画・設計自体が40年程前のものであり、その後の様々な状況変化から考えてこれら施設が現代まで通用するものかどうかも疑問が残る。 似たものとして国会議事堂前駅核シェルター説がある(これも当局は否定している)。 |