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2006年、11月2日の現代文の授業中、
ある生徒が教師の言動に腹立った為に
大きな音を立てて教師に呼び出しを食らうと言う
激しい大事件が発生してしまった。

彼が怒り出した原因は不明だが、
教師に引っ張り出される際に凄い抵抗してたし。
でも結局は出されてその後担任の場所へ
連行される事になってしまった。

その後クラス中は大騒ぎとなって教師への悪口と
連れ去られた生徒の心配が絶えなかった。
最早現代文は戦慄と呼ぶに相応しい。
そして破滅の授業である。

しばらくすると1組の担任がやって来てこんな話をしてきた。
何故あの生徒が呼び出されたのか聞いてきたのだ。
あの生徒は普段は大人しくて真面目なのだと生徒は言う。

確かに俺達生徒は大変である。
推薦入試やら一般入試対策やらで。
時間で縛られて大変なのは分からない訳では無いようだ。
実際、担任も帰るのは一番最後だったと言う。
面接練習が終わった後に必要な奴の推薦書を書いたり。

1人だけで進路が決まっている訳では無い。
俺達が見れば分かるだろうが、
先生達のおかげで自分達は進路が開いている。
何か事件が起きた時には凄い時間が取られてしまって
実は担任も推薦書を書いているのに
あの指導が入った時には担任はそっちに行く必要になって
作業が止まってしまう。
作業が止まってしまえば推薦書を書いてもらっている人が
迷惑にかかってしまうのだ。
問題なのはそう言う所まで気が回るかどうかだと言う。

今は出来ないとしてもならなきゃ駄目なのだ。
少し気を使えるかどうからしい。
残された生徒達はあの連れ去られたあいつが
病んでいたのを気付いてあげられなかった事が失敗らしい。
周りに気が利く奴はどういう風に振舞えばいいか
分かっているはずなのである。

この段階で終わるかもしれないけど
まだまだ人生は続く訳である。俺達はたかが18年程度。
しっかしここから人生は続く訳である。
1つ言える事は俺達は現在18歳で後2年で二十歳。
大体10代後半の生き方が20代の生き方に繋がると言う。
だからここでの考え方はきちっと耳を傾けて
話を聞けるかどうかだと言う。それが大事である。

1組の先生も自分のクラスの推薦書を書く必要がある。
だが2組でこんな事件が起こった為に先生はいると言う。
ここにいる方が大切だからと。

生徒には見えない部分があるだろうが、
担任は一番最後に帰ったのだ。
担任は不器用な人な為に(ここで生徒は激爆笑)
仕事には手を抜かないのだ。
例えば最初は鉛筆書きしてから
上からボールペンで書くと言う。
そう言う事思いながらも口にしてはいけないと言う。
(ここでも生徒は大爆笑)
女の先生なんて担任が入ってきた後に
扇いでたらしい。
どうやら油臭が酷いらしい。
しかも一部の奴が先生方に苛められましたみたいな
事も言っている奴もいた。

1組の先生も1組だけでいいと言えばいいのだが、
そう言う訳にはいかない為に2組に来たのだ。
だが俺達2組は偉いと先生は言ってくれた。
何故なら黒板に堂々と返せと書いていたからね。
1組の先生はこんな風に言ってくれた。
「○○返せ〜〜!!」
(ここでも生徒は大爆笑)
先生は何かと思って慌てて来たようだ。
2組で暴動が起きていたと思ったのだと言う。
しかもちゃんと座って待ってるなんて偉いってさ。

それから担任に感謝する際には1組の先生が言った事は
決して言うなって言っていた。
所謂慈悲みたいな感じか。
そして1組の先生は去っていった。

あの連れ去られた生徒は一度戻ってきた後に
ちゃんと教室内で先生に謝ったのに
再び外に出される破目になっていたのだった。
しかも教卓、つまり生徒全員の目の前で。

今日の現代文の光景は去年の数学Bのようだった。
あの授業も最高だったね。
担当VS生徒だったからね。

そして再びあの生徒と担当教師が戻ってきたが、
再び生徒VS教師の戦いが始まった。
実はあの教室で謝った時に生徒は
言葉では謝ってたけど嫌そうな顔してたが為に
再び教室外に呼び出したと言う。
だけど残された生徒達から見れば
かなり謝っていたように見えていた。
普通に謝っていて反省の色も凄まじく見えていた。
俺だってちゃんとそう見えていたのだ。

教師は生徒にこう言ったようだ。
「最初は貴方をそんなに煩くしてなかったし
そう言う態度では無かった。
だけど影響された」って感じだった。
だけどあの生徒は否定したと言う。
そこで先生は何故そこに貴方が入るんだ
みたいな発言して助け生徒の言い分をストップさせた。

あの時謝った後に連れて行った理由は
話をする為だと言う。
その時には授業をしなければいけないと
思ったから任せようと思ったのだが、
帰ってきた時にはやはり違ったと先生は思ったのだった。
教室にいた時と2人で話してた時が違うとね。

あの連れ去られた生徒は他の者達から見れば
ふざけた様子等全く無かったと述べている。
ここで言ったのとさっきちょっと話した時に
違うと何度も言う先生だった。
だけど生徒から見れば違う事は無かった。

そしてここで女子の1人が遂に出てくるのだった。
授業中に煩くして回りに迷惑をかけるのは
確かに悪い事ではある。
だけど人の前で謝るのは
凄い勇気が入る事だと言ったのだ。
そしてそこで再び生徒達は騒ぎ始める。

皆の前で謝る事は言い辛いらしかったのだが、
あの連れ去られた生徒(以後はTSと略す)
にはこう言ったらしい。
担任も良くないって。
あのTSを教室に戻して皆の前で
すいませんって。
だからそれがTSが本当に悪かったと思っても
皆の目の前で本当に素直な気持ちで
すいませんって言うのは言い辛いと思ったと言う。
だが、ここで再び生徒が対抗。
先生も反論を下す。
皆の前で言ったからその言い方は違うと。
ここでふざけ半分で奇声を上げる男子が1人。

だがTSがバーンってやる前までは
いけない事をしてたが、生徒達には
全く迷惑はかけてはいなかったのだ。
そこについて生徒達に謝る必要等無いと言う。

先生は言う。
皆に謝る必要って無いじゃんって。
そこに俺の右の席の奴が入った。
「皆の前で先生に謝らした事を
言ってるんじゃないんですか?」

教師は言う。
「○○君が先にすいませんでしたって言ったけれども、
ここで、皆の前で・・・」
ここで生徒が入った。
意見は色々だった。
何故皆の前で言ったら駄目だったのか。
謝んない方が良かったのか。
何について謝らせようとしたのか。

先生はTSが先に謝った事に対して満足しなかったらしい。
そして嫌だったようだ。

謝ると言う事をあまり大事に考えていると
思わなかったらしい。
TSには謝らせようとはあまり考えてなかったらしい。
だが、結局先生は何をしてもらえば満足したのか。
先生は説教をしないと満足しなかったらしい。
担任まで加わったのに、ちゃんと謝ったのに
結局2度教室から出したのだ。
全く納得させる力の入っていない教師の説明に
一部の生徒は呆れかえる。

言葉では無くて、言葉ですいませんでしたって言う言葉
さえ出ればいいって謝ればいいと言う
さっきの例と同じだと言う。
だが、その例に対して疑問が走る。
どんどん意味が分からなくなってくる。

ある生徒はあの訳の分からん先生の台詞を纏める。
1対1でTSが先生に謝った時と
皆の前で謝った時は違ったと言う事だと言う。
確かにTSは謝ったがそんな事悪いと思ってないらしい。

そして今度は俺の右後ろの席の奴が質問をする。
「職員室で1回謝ったんですよね?」
謝るとかでは無くてとか全く意味不明な事を口にする教師。
しかもTSの話では無くてとか意味の理解が完全に不能。

向こうではTSの謝り方に納得したはずなのに
教室では何故納得しなかったのかは不明のまま。

最終的にはあの先生の自己満だと言う事になった。
チャイムが鳴った後もキレながら
号令を行う事に。
そしてこの戦慄の現代文事件は幕を閉じたのだった。
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